災害用非常電源を考える【太陽光発電パネル充電】

長期化する災害に備える太陽光発電

 

災害はいつ起こるかわかりません。誰もが日本に住んでいる以上はある程度意識はあり、これまでの過去の情報から数日間の電源確保の為にモバイルバッテリーやスマホを充電できる方法を考えたりしています。

多くの過去事例を見ると避難所などの施設では電源が取れる事が多いのでモバイルバッテリーやポータブル電源があれば多くの場合困らないと想定はされます。

しかし自宅で待機する事が数日以上時に1週間以上となったと想定すると停電している中で過ごすのは相当難しいでしょう。そうした中、太陽光を使った発電を行ってスマホ電源等の充電を行って困難を乗り越えた事例があります小型の家庭用ソーラーパネルとは?

 

通販でもメジャーな存在の家庭用太陽光パネル

通販サイト(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)でも検索をすると非常に多くの商品がヒットします。

私が初めて太陽光パネルを使って自分で発電をしたのが今から15年くらい前になりますが当時は太陽光パネルの価格が凄く高い傾向で尚且つ性能がひどい製品も多かったものですが現在は普及したせいで価格も相当安くなりました。

 

太陽光発電パネルの仕組みを簡単に言うと?

 

  1. 太陽光を受けてDC電流を発生
  2. コンバーターを通してDC/ACに変換
  3. バッテリー充電/100V利用する

 

大まかに言うとこうなります。太陽をパネルが受けるとパネルの能力に応じてワット数が異なる直流電流が発生します。

直流はスマホ等に使われるものです。コンセントに来ている家庭用の電源は交流です。パネルとコンバーターを使ってこれらを変換しバッテリーに充電します。

 

本来のソーラーパネルから電源を取る方法

 

過去流行した形式はソーラーパネルを設置し、そこからコンバーターを介してバッテリー(車のバッテリーに近い形式の大型バッテリー)に充電をして充電された電気を使う事が多かったのが従来型。

 

昨今多いソーラーパネルから電源を取る方法

 

家庭用の簡易発電で最近通販サイトで多く売られるのはソーラーパネルとコンバーターがセットになりソーラーパネルに様々なケーブル・端子が付属。

そのままスマホに充電出来るUSBがついていたり各社ポータブルバッテリーに適合したアダプターが付属。

従来の車のバッテリーに直繋ぎではないのでポータブルバッテリーにはUSB・100Vコンセント付きでソーラーパネルとポータブルバッテリーのみですぐに簡易発電システムが構築出来るものが増えました。セットを買って太陽にパネルを向けるとスマホ充電・パソコンの使用等が簡単に出来るようになりました。

 

ソーラー発電が必要なケースはどういう場合か

 

先に結論から言うとソーラー発電が必須の人は多くはないと考えています。

特に災害が発生して避難場所が確保されはじめていて以前のように避難難民となる可能性が低く、長期に渡って周囲から遮断される可能性は下がったからです避難所にいけばスマホ等を充電する電源は提供されます。

しかし、これは避難所が用意されている場合の事で地方の山林地方等災害時に孤立する可能性があるとしたら自家発電は大きな力になると考えられます。

 

太陽の光で電源が出来るので停電に影響されない

 

災害時に家庭のコンセント電源が停電になるとモバイルバッテリーもポータブルバッテリーも充電不可に。そうなると手持ちのバッテリーの充電が切れると次に困ります。長い期間自宅で待機する場合には尚更。

そういった状況ではソーラーパネルは日中電源確保でき、故障が無い限り制限なく使えます。ポータブルバッテリーを複数保有していれば家庭内の小型機器も稼働する事が出来ます。

 

  • 小型の冷蔵庫
  • 扇風機・小型暖房器具
  • スマホなどのモバイル機器充電
  • モバイルバッテリー充電
  • 携帯ラジオの充電式電池充電

 

等、生活を維持する為の電源が確保できます。太陽光発電システムはモバイルバッテリーでは補えない長期化する場所で使うのに魅力があります。

 

車載用・車中避難でも活躍した実績

 

車中泊を避難時に活用する場合にはパネルを車の屋根に置いて発電充電する事で夜間の生活の電源として活用できます。普段キャンプで使用するユーザーも多くなっているので日頃からキャンプやアウトドアを楽しむ方は、一度使ってみて慣れておくといざというときに慌てなくて良いかもしれません。

 

ポータブルバッテリー・モバイルバッテリー・光発電

 

電源にはそれぞれ特徴があるので個々によって使い分けていきたいです。

少し気を付けてほしいのが各種製品に関して多くが日本製品ではない点です。私もモバイルバッテリー、ポータブルバッテリー、太陽光発電システムと多くの製品を購入して実際に使ってきましたが多くがアジア海外製です。

性能差がすごくあります。耐久性も満足なものでない事もあり最初は満足した性能を発揮していても劣化が早かったり、逆に何年も安定した品質のものもありますAmazonとかを使って購入する機会が多いはずですがレビューを見て良い商品を選択して欲しいです。

 

モバイルバッテリー

 

  • 小型で小さい・軽い・持ち運びに便利
  • 価格が比較的安い
  • 利用出来る時間が短め

 

ポータブルバッテリー

 

  • 重量・大き目で持ち運びに不便
  • 価格が比較的高い
  • 長時間使える大容量なものが多い

 

太陽光パネル発電システム

 

  • 太陽が出ている間ずっと使える
  • 天候によって使えない事がある
  • 太陽が出ている限りずっと充電出来る
  • 価格は安価なものから高価なものまである

 

太陽光発電+ポータブルバッテリー

 

  • 太陽光を使ってポータブルバッテリーに充電出来る
  • 太陽が出ていない時はバッテリーから電源が取れる
  • 停電していても太陽があれば充電できる
  • 価格は比較的高価になる

 

といった特徴があります。

 

特殊な使い方で自分に合わせたカスタマイズも

 

一般的にモバイルバッテリーを持っておく形でほぼカバー出来ますが中にはこだわりを持って電源確保している方もいるようです。

 

  • モバイルバッテリー5台保有
  • ポータブルバッテリー3台自宅設置
  • 太陽光+ポータブル+モバイルバッテリー

     

    SNSでは多くの災害用対策が報告されており昨今の災害意識が高まっているのを実感しています。特に電源に関しては予算と設置スペース、個々の事情に合えば余裕のある準備が大切です。一度保有しているモバイルバッテリー類電源確保は常に考えるようにしたいですね。

     

    特殊災害用電池も続々開発されています

     

    災害時に水を入れるだけ、水もいらない空気だけで電池となる製品も販売されています。

     

    • 充電する必要がない
    • 長期間保管が出来るものが多く備蓄に向く
    • 水・空気など自然界で手に入る物質があれば良い
    • インバーター付きで100Vが使える品もある
    • 乾電池式もある

     

    のが特徴です。最も注視したいのがこのタイプの電源は長期保存が出来るという点です。

    少なくとも5年ほどの長期保存が可能なものが大半で中には20年間保存出来るものもあります。

    充電が不要なのでメンテナンスも不要です。乾電池式は比較的価格は安く数百円のものが多いですが100Vで使う大型のものではかなり価格的に高額なもの、使い捨てが多いのでコスパからすると一般的に普及は難しいかもしれません。

    ポータブルバッテリー、モバイルバッテリーは充電が必要ではありますが何度も使える事から現実的でしょう。長期保存を目的とする場合には考慮に入れても良いです。

     

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