お金の借り方の知恵【金利・借りやすさ返しやすさ】

お金を借りる場面で考えるべき事って何?

 

生活の中でお金を借りる場面が出てくる事があります。

一般的にお金を借り入れた場合は金利が付くので出来るだけ借り入れはしないほうが良いですが、生活維持の為、進学や事業の為に借り入れたほうが将来に繋がる借り入れも含まれるので借り入れは一般的に活用されています。

全人口のうちの借り入れをしている人の割合の目安は金融庁が資料として出しているものを見ると人口に対して1割程度となっていますが、全ての人を調査したわけではないので目安です。

収入が安定して継続して入って十分あれば利用する機会は少ないかもしれないですが、手元に現金を置いておく為に利用する人もいます。どの場合も借り入れは様々な借入先があるので違いを知っておくと安心です。

 

最大のポイントは「返済」出来るかどうか

お金を借りる

 

借入時に気になるのが返済を終わって無借金に戻る事が出来るかどうかです。既に借り入れがあるという事もあるので二重三重の借り入れをしていくと、完済するまでの計画をする事になります。

少ない借り入れであっても、返済額が少なくても借り入れが残っているというのは気になるものです。出来るだけスムーズに返済出来るように借入時に考える事が大事です。

お金を借りる事は新しい事にチャレンジする時には時間を買えるとも言えるので将来まで待たずに行動出来ます。

現時点でお金が無くとも将来的に入って来るなら大変な今、借り入れて凌ぐというのも必要です。では借り入れで気を付けたい事をまとめてみます。

 

  • 借り入れる会社について調べる
  • 借りる期間を計画する
  • 完済までにかかる金利を知っておく
  • 毎月の返済額を適切にする
  • 借りる額は必要な額のみにする
  • 複数社から余計に借りない

 

借りる会社を決めるポイントはどこ?

お金を借りる

 

お金を借りるには自分の借りやすい会社を選ぶ事が大事です。金利を考えると銀行から借りるのが一番安くその中でも目的ローンの金利が安く設定されている事が多いです。

目的ローンは使う目的を決められるものなので、自動車とか学費とか決まった資金にのみ使うのを前提にして金利が安く設定されます。対して目的の無い何に使っても良いフリーローンは金利が目的ローンより高くなっています。

金利改正がされた後は消費者金融(以前サラリーローンと言われていた属性)の金利も下がっているので銀行のカードローンとの金利差は余り無くなりました。

以前は銀行と消費者ローン会社は別という認識でしたが現在は提携している事が多くなっていて、三井住友銀行とプロミス、東京三菱UFJ銀行とアコムといった提携関係にあるローンもあります。

大きくわけると以下のような借入先の種類に分ける事が出来ます。借り入れを行う時には審査がありますが審査の通りやすさに関してそれぞれ審査基準が違うので自分の信用度に合わせて選ぶと言う考え方もあります。

 

  • 銀行から借り入れ(目的ローン)
  • 銀行カードローン(目的自由)
  • 有名消費者金融カードローン
  • 地方・個人消費者金融
  • 信販会社現金ローン
  • ネット銀行カードローン

 

銀行から借り入れ(目的ローン)

銀行から借り入れ

 

目的が決まっている場合には目的ローンが一番金利が安いので完済しやすいです。

毎月の支払額も安く設定できます。車を買う時などにはこのローンを一番に考えると良いですが審査が厳しいなど条件付きの事があるので審査が通らない時には別の方法を使う事になります。

自動車販売会社で用意している自動車ローン(信販会社)は現金を借りるわけではなく自動車を担保にして代金をローンにするものですが、信販会社になると金利などの条件が悪くなる事もあるので金利の数値を事前に確認しておくほうが良いです。

出来るだけ無駄な金利を払わないようにする事は支払いが長くなりがちな自動車ローンでは大事です。

 

銀行カードローン(目的自由)

お金を借りる

 

銀行のキャッシュカードを契約すると同時にクレジットカードの契約を勧めらたりと現在銀行もローンやクレジットカードを使って利益を得る為に精力的です。

銀行がカードローンを商品として大々的にPRしている事も多くなっていて、銀行のフリーローンも気軽に使えるようになっています。銀行ではありますがカードローンなので金利は安くはありません。

銀行カードローンは現金をATMでいつでも好きなだけ限度額まで自由に借り入れできるもので、カードを発行すれば消費者金融と同じような使い方が出来ます。大手東京三菱のカードローンを例にすると金利は年1.8%から14.6%です。

この金利の差がかなり大きいと感じますが借入限度額が10万円から500万円なので借り入れ金額が最小と最大に対しての金利例と考えて良いです。

500万円借りていると金利14.6%だと大変な金利となるので金額が大きい場合は低くなるように設計されています。銀行系といってもカードローンは使い道が自由な、現金借り入れなので金利は一定あるというのがわかります。

 

有名消費者金融カードローン

お金の借り方

 

有名消費者金融と表現しましたが全国には消費者金融(現金を貸し付けて金利を取る業態)が相当数ある為、ここではアコム・プロミス・アイフルといった知名度の高い大手を指します。

金利改正後には金利は銀行系カードローンとほぼ変わらない程度に安定しています。特に有名系は銀行と提携している会社が多くなっていて、社会的にも信用が出てきたので金利は無理な数字でない事が多いです。

消費者金融を使おうと思った時はまずこの知名度の高い、銀行と提携している会社を使うと安心です。

金利も利用前に比較検討して自分が使う金額でどこが一番有利なのか調べて使うのが賢い使い方です。審査は銀行より通りやすい事が多いです。

 

地方・個人消費者金融

お金の借り方

 

消費者金融は現金を貸し付けて金利を回収して利益にする業態なので金利は必ず付きます。金利は銀行、銀行と提携しているような大手は比較的低めに設定しています。

対して金利面では最大手よりは劣るものの地元に密着した地方の金融会社も多くあります。ただ、ここ数年で多くの地方の消費者金融が閉店していっているのも事実です。

金利改正後に高い金利を取りにくくなった事や、大手銀行、ネット会社がカードローンという名前でお金の貸し出しを行い出した事で借り入れをする人が減ってしまった事、人口減によって売り上げが落ちたなどがあるようです。

地方に根差した消費者金融は審査は甘い事もあるので他で審査落ちした時には利用してみるのも良いです。金利の確認、返済に関しての計画は他と同様必須です。

 

信販会社現金ローン・ネット銀行カードローン

お金の借り方

 

信販会社はJCBなどのクレジットカード会社も有名です。昨今はクレジットカード会社、各種商品購入時のローンを専門にしていた信販会社が現金を貸し付ける現金カードローンに力を入れています。クレジットカードにカードローン枠を設定していたり、カードローン専用のサービスを展開したりしています。

ネット銀行の参入も目覚ましく、元々ネット上でお金の出し入れをする利便性が高いのがネット銀行ですがネット上で気軽にカードローンの申請をして審査を行って口座にそのままお金を送金する(ジャパンネットバンク・現ペイペイ銀行などが筆頭)などです。

更に楽天がカードローンに積極的だったりとネット系の銀行を持つ会社も参入しています。

こうした金融サービスは金利に関して優遇される事もあるので、キャンペーンと併用すると消費者金融や銀行系のカードローンより金利が安い事もあります。

 

お金を借りる時の選択肢まとめ

お金の借り方まとめ

 

  1. 目的が決まっている時は目的ローン
  2. 急ぎで無い時は銀行ローン
  3. 各社カード保有でカードローンがある場合申し込み
  4. 急ぎの場合銀行サイトからカードローン
  5. 銀行審査が不安・即必要な時は大手消費者金融
  6. 大手消費者金融審査が不安な場合その他消費者金融

 

お金を借りる時にブラックリスト(過去に審査落ち・過去に金融事故・自己破産から5年未満)に該当する場合は審査面で不安はあるものの1から5まで順番に審査が緩くなる傾向にあるので、金融事故の度合いによっては審査に通る事もあります。

自己破産といった信用が一時的に大幅にマイナス評価となる場合には必要経過年数が必要ですが、小さい事故の場合利用者によれば審査通過した例もあります。

過去に延滞や事故・破産が無い場合で全くローンの利用歴が無い場合も審査に慎重になる傾向にありますがブラックよりは審査は甘い傾向です。心配な場合には数年前~半年前辺りから商品ローンや少額のカードローンを利用して実績を積み重ねる事が有効です。

既にクレジットカードを保有している場合はクレジットカードを発行している会社のカードローンの審査はほとんどそのまま通過する事が多くなっています。

クレジットカードの延滞や事故が無ければ実績もある事から他社の審査にも受かりやすい傾向があるので、先に発行しやすいクレジットカード(Yahoo!カードや楽天カードといったカードでもOK)を発行して利用し実績を作るのも有効です。

お金を借りる時、とにかく急ぎで必要な時には24時間やっている消費者金融の自動契約機を使うとその場で借りられる事もあります。気を付けたいのが消費者金融、銀行の振込式のカードローンも想定した金額より低い金額しか借りられない可能性があります。

カードローンを紹介しているページを見て最高限度額500万円と書いていても審査後に借りられる金額が30万円までだったり、消費者金融に出向いて審査に通過しても限度額50万円と書いてる宣伝と異なり、実際には15万円しか借りられないという事が起こります。

これは特に初回借り入れに多く、一般的にある事です。利用者の信用が低い事もあるし信用は高くても初回は少ない設定となっていて返済を繰り返していくと借入枠が増えていく事があります。実績に応じて貸し出す金額を調整しているのです。

これは返済事故を防ぐ目的、借り入れ規制にも影響してくるものなので無担保で借り入れると想定より低い金額となる事もあるので事前考慮しておくと慌てずに済みます。どの場合も必要最低限の金額を借り入れるのが鉄則となります。

 

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