生活の知恵目次
万が一の時にUSB電源が重要となる
過去の被災時にSNSがネット上で活躍し、多くの情報が共有されたのは記憶に新しいですが、これも多くの人がスマホを利用出来るからです。
災害が起こった当初はネット環境が使えないなど通信面で障害が発生する可能性はありますが少なくとも通信回線が戻ってからはスマホは重要でネット使用以外にも画像や動画の記録はもちろん音楽を聴いたり本を読んだり避難場所での活用にも使えます。
どのような状況でもスマホの充電があることは、時に命に関わる事もあることからここではスマホの充電をキープする為の対策を考えてみます。
大きく分けて大型バッテリー電源とモバイルバッテリー
スマホはUSB電源があればケーブルを使って充電が可能です。
スマホを充電する為のバッテリーには携帯型の小さいものがメインになってきますがキャンプや防災用に大型のバッテリーという選択もあります。(ポータブルバッテリーなどと呼ばれるもの)ポケットに入るような大きさではないですがスマホ充電60回出来るなど容量が小型のモバイルバッテリーとは比になりません。
1台あれば多くのスマホを充電できて尚且つバッテリー自体の充電を気にしないで利用出来ます。
問題は大きくて重いので携帯できない
この予備バッテリーとして絶大な性能を誇るポータブルバッテリーですが問題点があります
- 購入価格が高額な事(数万円~10万円超えも)
- 重量が重いので持ち運びには不便
これらがネックとなります。そのため災害時に安全と思われる場所に常備するか車などに積んでおくか、避難所に移動する場合に重量があるポータブルバッテリーをリュックなどに入れるなどして持っていく必要があります。
非常時に移動しなければならない状況では現実的に誰でも使いやすいとは言えません。決まった場所に置いておくという考えが現実的な使い方かもしれません。
大型のポータブルバッテリーの良さも
大型のポータブルバッテリーは持ち運びには苦労しますが性能と機能性で優位にはなるので少し記載しておくと
- 1200Whとかだとスマホ60回以上充電可能
- 小型の扇風機だと数十時間使える
- 小型の冷蔵庫も使える
- オプションでソーラーパネルが使える機種もある
等、自家発電を行える機種もあるので最悪の場合野宿をしなけなればならない状況でソーラー発電で充電できるのは魅力でしょう。購入費用と持ち運び出来る環境、設置場所が確保できるなら視野に入りそうです。
現実的には使いやすいモバイルバッテリーが主役
災害時でなくとも日頃馴染みがあるのがモバイルバッテリー。
ここ数年でかなり多くの種類が発売されています。主に製造国は中国が多くなっていますが品質も向上してきています。以前は粗悪品もありましたがAmazonのレビューを見ても年々改良が加えられています。
私も万が一の時はスマホの電源が切れる事は何かと不便だと考えていてかなり昔から相当(累積30個以上)な数購入してきました。モバイルバッテリーを持っていると安心感もありますので。
オーソドックスなタイプのバッテリー
最もオーソドックスなタイプのモバイルバッテリーは長方形で厚みが2センチ程度。このタイプは価格が安いものが多くなっているので市場価格1000円以下から2000円台でも存在。複数保有するには最適です。
別途ケーブルが必要なので使い機種にあったケーブルを持っておく必要があります。容量に応じて使える時間が変わってきます。
- 30000mAhで最新スマホ6回~8回程度充電可能
- 5000mAhで最新スマホ1回~2回充電可能
- ノートパソコンを2回~3回程度充電が可能
オーソドックスなノーマルタイプを購入する場合には容量が重要な要素になってきます。スマホを1回しか充電出来ない代わりに薄型であったり非常に持ち運びに便利になっています。
大容量なものはズッシリとした重さがありますが、5回以上は充電できるので薄型を数台持っているのと同じ能力を持っています。日頃使いに薄型という形で使い分けるのも良く、災害時を想定して数台持っておくのも得策です。
大容量のタイプでもバッグやポケットに入るので自分の目的に合わせてチョイスしますが購入時に容量によって充電できる能力が違ってくる点は注意が必要です。
ケーブルが付いているモバイルバッテリー
私が保有しているモバイルバッテリーの中でも最近の主役はこのケーブルが付いているタイプです。日頃から災害時を想定していくつか保有していますが購入して全く使わないままだと充電が切れていても困りますから日常生活でも使いながら保有しています。
そんな中でもケーブル付きのタイプはケーブル不要でiPhone、android系どちらでも使えるので便利です。容量も大きめを購入しておくと友人知人が困った時でも機種を問わずに充電可能です。持ち物が減るのも良いですね。
欠点をあげるとしたらケーブルの長さが短い位です。充電しながらスマホを使うにはきついですが、それ以外では不満が少ないタイプです。ケーブル付きのモバイルバッテリーも容量が色々出ているので確認が必須です。容量が小さいものは小型、大きなものは大型になる傾向があります。
スマホケース型モバイルバッテリー
モバイルバッテリーを持ち歩くのが苦痛な場合いざというときに忘れそうだと感じたらケース型のバッテリーもあります。写真は私が所有しているiPhone用のケースバッテリーです。
仕組みは簡単でスマホに装着するだけです。スマホケーブルで充電をするとケースバッテリーにも充電。通常時はモバイルバッテリーは稼働しませんが裏面のボタンを押すとスマホに充電出来ます。
おおよそ1回~2回スマホを充電出来るのでケースとして装着しておくだけでスマホが数日使えます。非常に便利ですが欠点としてせっかく軽くて薄型のスマホが重くて分厚くなります。
そのためスマホのヘビーユーザーだった場合、LINEで文字を打つときとかの文字入力で特に持つ手が痛くなったり疲れやすいです。常用としては重さと厚みが加わるので欠点も。
私は数週間使っていましたが前記の理由から結局外してしまった経路があります。防災袋に入れていますので万が一の時は装着して使用するつもりです。
モバイルバッテリーで充電できるもの・純正バッテリー
appleのiPhoneを例にするとappleでは定期的に新製品のアクセサリーを開発して発売しています。先代も出るでは本体カバーにバッテリーを内蔵したもの、最新版(2021年時点)では非接触タイプのモバイルバッテリーが発売されています。
上手に電源を管理するにはスマホ本体に予備バッテリーを装着しておいてスマホ自体の最大使用時間を確保した上で
別にバッテリーを用意するといった使い方もあります。災害時のモバイルバッテリーはそれぞれの機器によって状況が変わってくるので自分に合わせて考える事が大事です。
スマホしか持ち歩かないのであればモバイルバッテリーも1台あれば良い事もありますが、他にWi-Fiモバイルルーターを持っていたり、タブレット、ノートパソコン、新型タバコ等も充電を必要とするので
一番安心するのがモバイルバッテリー単体で販売しているもので大容量タイプか、軽量タイプを複数か余裕ある用意があれば安心です。目安として持っている機器を充電ゼロの状態から3回~5回フル充電できる程度のものであれば良いでしょう。
いくら複数持っていても1台のバッテリー容量が小さすぎると効率が悪いので避けたい所です。災害用で考える時は出来るだけ性能のチェックをしてから購入すると後悔しません。
複数台モバイルバッテリーを用意が最適
モバイルバッテリーは厚みがあるけれど大容量なもの、薄くて軽くてポケットに入って持ち運びが便利なもの、ケーブルが付いていて余計なものが全然必要無いものなど利点・欠点がそれぞれあるのでいくつか持っておいて目的別に使い分けるのが良いかもしれないです。
- 大容量タイプのモバイルバッテリー
- 移動しながら使いやすい薄型モバイルバッテリー
- コード内蔵のかさばらないモバイルバッテリー
各種それぞれを持ち分けていると次のような事が解決できて満足度が高いはずです
- 状況に応じて使い分ける事が出来る
- 宿泊中やコンセントから充電出来る時に優先順位を決められる
- 複数人で使える機種、単独で使える機種使い分ける
- 総合的に使えば長時間電源に困ることがない
と言えそうです。モバイルバッテリーの最も問題点は充電が切れる状況になるという事モバイルバッテリーを充電出来る環境かモバイルバッテリーを充電する大型バッテリーを持つか自分が持っているモバイルバッテリーの最大使用時間を計算に入れておく事がいざという時重要です。